私の人生を変えたストーリー

今から約25年前のある朝起きたときに、

目の前が「ぐにゃぐにゃ」に見えた事をきっかけに私の人生が大きく変わりました。

 

「ぐにゃぐにゃ」何それ?っていう感じですよね。

 

それは、まっすぐな線がぐにゃぐにゃに見えると言う事です。

これって、なった人にしかわからない事ですね。

 

もちろん、ならないでください。

 

当時、病気になったら病院に行きお医者様が治してくれる。

そのお医者様が出す薬で治ると信じていた私は、びっくりしてすぐに病院に行きました。

(そこそこ大きい病院です)

 

 

しかし、病院というところはいつ行っても混んでいます。

 

その日も患者様でロビーは一杯!

 

もちろん、あせっている私には関係なく果てしない順番待ち!

 

やっとのことで、私の順番になり先生のもとに着いたかと思ったら、

とりあえず検査しないとわからないと言う事になり、

瞳孔を開く目薬をさされ眼底の検査。

 

 

その後も、黒い板に白い格子状の線が描かれた板を見て、

どんな感じに見えます検査。

もちろん、左目でまっすぐに見える格子状の線が、

右目ではぐにゃぐにゃに見えました。

 

 

検査を終えて先生の所に戻るのにまた順番待ち。

ほんと、病院は待つ時間の方が長いところです。

待ちに待ち、私の名前が呼ばれて先生のもとに行き検査結果を聞くと、

「黄斑部変性症」と言われました。

 

それって?

 

眼底にある物を見るところが傷んで出血している病気だと説明を受けたのです。

 

ところで、原因は?治るの?不安げにしていると!

 

先生は、「原因は分からない、治す事も出来ない」と言うではあ~りませんか。

「何で?」こんなに医療が進歩しているのに原因も分からない上、治せない病気があるの?

と心の中で叫びましたが、先生は続けてこう言ったのです。

 

「傷んでいるところをレーザーで焼く事で出血は止められますが、そうすると失明します」と

 

 

え?・・・・・・・////////////

 

 

間違えなく藪医者だ!とりあえず次に行こうと、決心し会計に行くと、

ここでもまたまた待たされるわけです。

 

本当に良く待つなー!

 

順番が来て、会計に行くと、

な、な、なんと「薬がでています」と言うではあ~りませんか。

 

さっき、先生に「原因も分からない、治せない」と言われたのに、なぜ薬?

???????????

 

やっぱり、藪医者いや藪病院?

 

しかし、次に行ったところでも同じ回答で同じ処遇。

今思えば病院は、摩訶不思議なところだ!というか、

「そんなに薬売りたいんかい!」

って感じでした。

 

その後、ここの眼医者は評判がいいよ、

という話を聞けば、次々に行きましたが良くなるどころか、

だんだん右目は物の中心が見えなくなっていったのです。

 

 

どうなるの?俺の眼?

毎日不安・・・・・///////////////////

なぜなら、原因もわからず、治すこともできず、朝起きたらいきなり起こったことだからです。

もし反対の目も同じようになったらと思うと、

朝が怖かったです。

 

ある眼医者では治るかどうか分からないけどやってみましょうと、

眼に注射までされました。

先生も何とか治そうと一生懸命だったと思いますが、はっきり言ってモルモット状態でした。

 

もちろん私も、なんとか治りたいと藁にもすがる思いでした。

 

なぜなら、片目が不自由になり、

今までできていた事ができなくなる辛さを味わっていたから。

 

大好きな野球もまともにできなくなり、歩いていても感覚がおかしい。

 

車の運転も夜は怖い。

今まで当たり前のようにできていいた事が出来ない。

 

なんで、こんな目に合わなくちゃいけないんだ!

 

この時点では、当たり前の事がありがたい、

健康でいる事がありがたいなど、まだ分からなかったです。

 

ただただ、自分の今の状態が辛く、

 

「何で俺だけ!」と卑屈な事しか考えられなかったのです。

 

その後、ネットで調べ、眼で有名な病院に通う事にしました。

検査では、カラダに蛍光ペンの様に鮮やかな色の液体を入れられ暗室で眼底を見る検査。

おしっこが、黄色の蛍光ペンの色だった。

これって、激しくカラダに悪いのでは?

 

でもやらないと治せない。

 

すがるところはここしかない。

 

毎月、様子を見せに来て下さいと、先生に言われ、

予約は入れていても1時間近く待たされ、5分以内の診察。

 

「何やってるの俺?」と言いたくなるような生活が7年ぐらい続きました。

 

そんなある日、いつもの先生に手術ができると聞いて

「やった!」と心の中でガッツポーズをしたことを思い出します。

 

手術!すなわち治る!

単純にそう思い込んでいた俺は、心の中でガッツポーズ!

 

手術できる先生は違う方らしい。

話を聞いてみますか?と言われ「もちろんです」と即答。

 

会える手配をしてくれて、後日その先生に会いに行く。

 

 

つづく!